Nature Remo 3の照度センサーの値では、確認できる明るさの値が異なっています。
Nature Remo 1及びNature Remo 2(以下旧Nature Remo)とは照度の取得方法が変更されたためです。
Nature Remoの照度について
旧Nature Remoでは照度センサーの性能により、計測した明るさを0から255までの数値に換算し、それぞれ以下の4段階で明るさを切り分けておりました。
・暗い (1-50)
・薄暗い (51-127)
・薄明るい (128-205)
・明るい (206-255)
そのため、オートメーションで設定できる内容は、暗くなったときに実行される2段階と、明るくなった時に実行される2段階のそれぞれ4パターンしか作成できませんでした。
Nature Remo 3の照度について
Nature Remo 3ではセンサーの性能をより強化したことで、計測した明るさの小さな変化も計測できるようになり、より細かい条件でのオートメーションが設定できるようになりました。
具体的には0から200の値が計測され、10刻みで「明るくなったとき」「暗くなったとき」の条件を決められます。
これにより、真っ暗な状態から少し明るくなった状態や、50%の明るさの照明を100%の明るさに変更した状態でもオートメーションを実行させることが可能です。
また、ご使用環境のいくつかの明るい状態の数値を予めご確認いただくことで、ただ明るくなったときだけでなく、「どの生活シーンの明るさなのか」「何によって明るくなったか」などの微妙に異なる明るさを想定したオートメーションの実現が可能になりました。
(快適に生活できる明るい感覚は個人で異なりますので、ご家庭で計測された数値を基準にしてください)
使用例のご紹介
あるご家庭で、食事中は100の明るさで、映画の視聴中は50の明るさの場合、食事の開始時には「明るさが100以上になったら」のオートメーションを、映画の視聴時には「明るさが50以上になったら」のオートメーションをそれぞれ作成することで使い分けることができます。
注意していただきたい点
明るさの数値が細かく計測出来るようになった反面、光源とNature Remo 3の距離や位置関係によっては想定した明るさの値が計測されない場合があります。
光は指向性があるため、天井付近の壁にRemo3を設置するとその付近が照明の光の影になっていて、部屋は明るいのにNature Remo 3の計測値は小さい、などが想定されます。
照度センサーを活用してのオートメーションが想定の通りに動作しない場合には、ご環境に合わせたNature Remo 3の配置の変更もお試しください。